年収1000万円以上でも、3割は「人生満足度」が平均以下 「異性関係」「手取り額」「労働時間」がマイナスに働く
クラウドサービスを提供するEmotion Techは7月23日、「お金と時間の使い方、人生の満足度調査」の結果を発表した。調査は今年6月に実施し、世帯年収400万円未満(828人)と1000万円以上(76人)の2グループに分けて行い、結果を比較・分析。同調査に使用した人生満足度尺度(SWLS)は、 「ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い」 「私の人生は、とてもすばらしい状態だ」 「私は自分の人生に満足している」 「私はこれまで、自分の人生に求める大切なものを得てきた」 「もう一度人生をやり直せるとしても、ほとんど何も変えないだろう」 の5つの質問に対して、「全くそう思わない」(1点)、「ほとんどそう思わない」(2点)、「あまりそう思わない」(3点)、「どちらともいえない」(4点)、「すこしそう思う」(5点)、「かなりそう思う」(6点)、「とてもそう思う」(7点)で換算し、5つの数値を足すというもの。 400万未満でも「人間関係」が良ければ幸福となる結果に 年収1000万円でも「人生満足度」が平均以下になることも SWLSを用いた調査では、人生満足度の全体平均は35点中17.4点となった。年収別に見ると400万円未満が平均15.9点なのに対し、1000万円以上は平均21.2点。5つの質問を年収で比較すると、全ての項目で年収1000万円以上が上回った。差が大きかった項目は「ほとんどの面で、私の人生は私の理想に近い」(1.2ポイント差)だ。 しかし年収400万円未満でも、満足度が平均点以上の人が約38%いた。一方、年収1000万円以上でも平均以下の人が約29%存在している。調査元は「必ずしも年収がすべてというわけではなさそうです」とコメントしている。 人生の満足度に影響しているものは何かを聞くと、年収400万未満で満足度が高い人にプラスの影響を及ぼしているのは「家族仲」「休日の充実度」「友人の数や友人関係」「異性関係」ということが分かった。 一方で、年収1000万円以上かつ満足度が低い人では、「異性関係」がマイナスの影響を及ぼしており、以降「手取り給料」「労働時間」と続く。調査元は「年収が高くなくても幸せになる秘訣は『人間関係』であることが浮き彫りになりました」としている。 「楽観的に考えてチャレンジできる人が、結果的に高い年収を得ている」
キャリコネニュース
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